チーム在宅10年の歩み
院長の『通えなくなった患者さんをずっと診ていきたい』との思いからスタートした、にん内科在宅医療部HeartCare、訪問看護ステーションFlorenceが、この4月で10年の節目を迎えます。患者さん、ご家族、ケアマネージャーさんなど、今まで関わった様々な方に支えられ、歩を進めてまいりました。
患者延べ数、1254名。
よくあっという間と言いますが、振り返ると10年間に1254のストーリーが詰まっています。
患者さんと一緒に泣いたり笑ったり怒ったり。
気持ちは溢れるほどあるのに上手く伝えられなかったり、誤解を招いたり、鬱陶しがられたり……。
笑顔、温かいお言葉、時に厳しいお言葉を頂くこともあります。
伝えてくださったお言葉が無駄にならないように、皆で共有し、至らなかった点や何か出来ることはなかったのか等を話し合い、今後に繋げていくように心がけています。ひとつの経験で何かを学び、その積み重ねにより価値観の幅を広げ、人として成長できたらと思います。
立ち上げ当時は院長、看護師3人、相談員1人、そして事務の私、6人全員が在宅医療未経験からのスタートでした。
今では非常勤含め25人となり、外来スタッフ11人も合わせ全員が患者さんを中心にチームとなって知恵を出し合い、それぞれの分野で責任をもって働いています。
この仕事が好き!そんな熱い思いを持ったスタッフたちに4月から仲間が3人加わります。新風を吹き込む若い力へ期待しています。
今後も立ち止まることなく、新しいことに挑戦し、患者さん、ご家族、地域の皆様、そして玲生会のスタッフが暮らすこの地域に貢献し続けたいと思っています。