スキンケアのすすめ
秋も半ばとなりました。これからさらに気温が下がり、空気の乾燥が強まります。朝夕の寒暖差も大きくなり、季節の変わり目でホルモンバランスが崩れたりと、皮膚トラブルが起きやすくなります。
また年齢を重ねてくると、皮膚の弾力性が低下し、皮膚が薄くなったり、傷ができやすくなります。
皮膚トラブルを予防するために重要なのが、【スキンケア】です。
【皮膚の構造】
皮膚は表皮・真皮・皮下組織で構成されます。
表面の角質はおよそ28日周期で生まれ変わります。
皮脂膜はバリア機能を果たします。
【皮膚トラブルの要因】
- ①乾燥:
皮脂と水分のバランスが崩れて皮脂膜が失われ、皮膚から水分が蒸発し、乾いてしまった状態。かゆみを伴う時もある。
原因としては、加齢・紫外線・熱いお風呂に長く浸かる・洗浄のしすぎ・エアコン使用など。 - ②湿潤:
長時間皮膚が水分に浸たっていることで、皮脂膜が失われて角質細胞に、水分が入り込み、細菌感染や外的刺激に弱くなった状態。原因としては、汗や排泄物による蒸れなど。
【スキンケア】
スキンケアの基本は “洗浄” と ”保湿” です。
- 石鹸やボディソープなどの洗浄剤は、よく泡立てて、擦らずに優しく洗います。熱過ぎないお湯でしっかり流してください。
- 保湿剤は手のひらを使い、沁みこませるように塗ってください。洗浄後に保湿しないと、皮脂量が元に戻るまでに高齢の方は3時間以上、成人では1時間かかると言われています。
- 皮膚の乾燥が強い場合は、保湿成分の多いローションなどで水分を十分に与えてから、油分の多いクリームで保護すると効果的です。
今年の秋はスキンケアで健やかな皮膚を目指しましょう。