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食べる輸血?奇跡の野菜『ビーツ』

こんにちは。近年、料理をはじめた小島でございます。
真っ赤な野菜『ビーツ』をご存知でしょうか?以前は輸入の缶詰や水煮が主流でしたが、最近は国内でも栽培されています。生のビーツは年に2回収穫され、6月〜7月、11月〜12月が旬です。
ビーツには豊富な栄養素が含まれ、中でも摂取した際に体内で「NO(一酸化窒素)」が産生されることで注目されています。この働きの発見で1998年ノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
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健康効果1:むくみの解消、高血圧の予防

レタスやトマトの2倍以上のカリウムが含まれており、カリウムは体内の余分な塩分を排出する働きがあり、むくみの解消につながります。また塩分を排出して血圧の上昇を防ぐため、高血圧の予防にもなります。

健康効果2:動脈硬化の予防

ビーツを摂取した際に産生される「NO(一酸化窒素)」には血管拡張効果があります。成分中のパントテン酸は、血液の中のLDL(悪玉)コレステロールを減らし、HDL(善玉)コレステロールを増やす作用があります。これらは動脈硬化の予防につながります。

健康効果3:抗酸化作用によるがんの予防

ビーツの特徴的な色を作り出すベタシアニンは、ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用を持っています。体内の活性酸素を取り除いて、老化を防ぐと共に細胞がガン化することを防ぎます。

健康効果4:腸内環境を整える

ビーツには食物繊維のほか、天然の難消化性オリゴ糖「ラフィノース」が含まれています。腸内の環境を整えて善玉菌を増やし、悪玉菌の増殖を抑制する効果が期待できます。また便通を改善することで、老廃物を体外に排出しやすくします。

健康効果5:肝機能を高める

甘味成分であるベタインには、肝機能を高め、肝臓に脂肪がつくことを防ぐ働きがあります。肝硬変や肝脂肪の予防につながります。

【 ビーツの効果的な食べ方 】

加熱するときは、皮つきのままがオススメです。
→代表的な料理:ロシア料理「ボルシチ」
煮込み料理のほか、生食でサラダやピクルスに。
スムージーにしてもOK!
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在宅医療部HeartCare 相談員 小島竜治

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