夏バテ対策「食事」
食欲が落ちやすい季節、量ではなく質に重きを置き、栄養価の高い食品を摂取しましょう。
ポイント
1.細胞や筋肉の素であるたんぱく質を毎食1品は摂りましょう。
大豆や肉・魚・牛乳・卵など。
2.汗で失いやすいミネラルを補給しましょう。
①葉物野菜や果物、乳製品、大豆食品など。
②汗を多くかく場合には、塩分を適度に補いましょう。
③経口補水液なども上手に活用しましょう。経口補水液は手作りすることもできます。
★材料:水1Lに砂糖40g、食塩3gです。
★レモンなどの果汁を加えると飲みやすくなり、クエン酸やビタミン、ミネラルの補給にもつながります。緊急時には覚えておくと役立ちますね。
3.疲労回復に効果のある栄養素を補いましょう。
①【ビタミンB1】玄米・豚肉・大豆・そば・うなぎなど
②【α-リポ酸】レバー・ほうれん草・トマト・ブロッコリーなど
③【パントテン酸】レバー・納豆・桜えびなど
④【クエン酸】レモン・みかんなどのかんきつ類、梅干しなど
⑤【コエンザイムQ10】いわし、ほうれん草、牛乳など
4.冷たい食べ物・飲み物は摂り過ぎないようにしましょう。
また、甘い飲み物等での糖分の摂り過ぎは疲労感を増強させることがあります。
上記の栄養素および食品は一例です。3食同じもの、1日1食などの偏った食事ではなく、1日3食いろいろな種類の食べ物を食べるということが大切ですね。
食事制限や食事療法などされている患者様におかれましては、診察時に医師にご相談下さい。