理想的な睡眠
春眠暁を覚えずと言いますが、理想的な睡眠時間はどのくらいでしょう。アメリカで発表された研究では、100万人以上の対象者から取った統計によると、一番寿命が長かったのは6時間半から7時間半の睡眠時間を取っている人で、6時間未満の睡眠時間を取っている人、8時間以上の睡眠時間を取っている人と続いています。長生きに繋がる理想的な睡眠時間は6時間半から7時間ということになります。
寝不足は頭と身体の疲れの解消を阻害し、うつ病を引き起こす原因にもなりますが、寝すぎの方が身体に良くないのは意外かもしれません。寝すぎが身体に悪い原因は未だに特定できていません。
しかし最も大切なことは睡眠の長さより睡眠の時間帯です。
ゴールデンタイムと呼ばれる午後10時~午前2時の4時間は新陳代謝が活発になり身体の細胞の新生を促す成長ホルモンの分泌、若返りのサーチュイン遺伝子の活動が活発になります。
早寝早起きをして、ゴールデンタイムにしっかりと深い眠りにつくことが睡眠の質を高め、健康維持に繋がります。また、朝起きたらたっぷりの光を浴び、体内時計のスタートをオンにして、昼間少しでも体を動かすようにしましょう。そして夜は部屋を明るくし過ぎないことを心掛けるといいと思います。