扇風機の上手な使い方
今年の夏は猛暑になりそうです。冷房は苦手という方もいます。熱中症、こもり熱や冷えにならないように扇風機を上手に使ってみてはどうですか。
■扇風機だけを使う場合
扇風機は室内の温度を下げることはできませんが、風をつくることで体感温度を2~3度下げ、涼しさを感じることができます。
外気温が室温より低い場合は、開けた窓の前に扇風機を置き、室内に向けて外の涼しい風を送りこむようにします。通常、対角線上に窓を開けると最も風通しがよいので、その流れ上に扇風機を置くイメージで。外気温を下げるためにべランダに打ち水をしておくのも有効です。
逆に外の温度の方が高い場合は、室内から窓に向かって風を外に出すように扇風機を置けば、外気が室内に入りにくくなり部屋の温度を低く保つことができます。
また扇風機の前に氷を入れた容器を置いたり、霧吹きで扇風機に水を吹きかけると、ひんやりした風を感じることができます。
■エアコンと併用する場合
部屋の温度を下げるエアコンと、風をつくる扇風機。この二つを併用すると涼しさがアップするだけでなく、節電効果もあるそうです。
エアコンを28度で設定して扇風機を併用すると、体感温度が下がり、25度くらいに感じられます。
エアコンは設定温度を低くすればするほど電気量がかかりますから、体感温度で下がる分、10%くらい節電できるとのこと。
エアコンの下に扇風機を置きます。冷たい空気が床に溜まり、熱い空気が上にいくので、部屋の空気を循環させるため、扇風機を上に向けて風をつくるようにします。
真夏日の夜、エアコンのタイマーが切れると同時に目が覚めてしまう時には、エアコンが切れる時間にあわせて、扇風機の入りタイマーを設置しておくのもオススメだそうです。