秋から冬に旬の食材「山芋編」
朝晩が肌寒く感じる頃になりましたね。人々の装いも秋冬物に変わり、気が付けば今年も残り2か月です。(変らないのはマスク着用…)
そして「食欲の秋」到来!旬な食材が満載の季節です。今回は、その中で「山芋」を取り上げたいと思います。
山芋と言えば、「手や口が痒くなる」と、苦手な方も多いかもしれませんが、栄養が豊富でヘルシーな食材です。長芋・大和芋・自然薯などの総称で、10月~3月が旬です。
薬用
山芋の皮を剥いた根茎を乾燥させた物を山薬と言い、生薬に利用される。
滋養強壮・止瀉・止渇作用があり、漢方薬にも使われている。
栄養
①タンパク質⇒水分とタンパク質が多く、炭水化物とエネルギーが少ない。
100gあたり2.2g… 絹ごし豆腐50gのタンパク質と同等
②カリウム・マグネシウム⇒高血圧予防に効果あり。
③消化酵素⇒アミラーゼ…糖質を効率よく分解する酵素。
すり下ろす事で酵素が活性化し、働きが良くなる。
ムチン…粘り成分。胃の粘膜保護・胃潰瘍を予防。
またコレステロールを体外に排出し、高脂血症を予防。
利用法
①生食⇒栄養素を損なうことなく摂取出来る…すりおろし・短冊切り等
②加熱⇒消化酵素は熱に弱いので、さっと酢水に浸す、また加熱を短時間にすると良い。生とは違った食感や味わいの変化で、美味しさを楽しめる。
新鮮な山芋を選ぶポイント
①皮に張りとツヤ ②ずっしりとした重み ③太くまっすぐ ④髭が少ない
これからの季節、コロナに加え、インフルエンザも流行る時期になります。
これまで通り感染予防を行いながら、体調の管理に努め、日々の生活を、明るく・楽しく・穏やかに過ごして参りましょう!!