先日、新型コロナウィルスの感染拡大を予防する為に、全国に緊急事態宣言が発令されました。
これを踏まえて、不要不急の外出をお控えになられている方が多いと思います。そこで心配なのが「フレイル」の進行です。
フレイルとは、健常から要介護へ移行する中間の段階と言われており、具体的には、加齢や活動量の低下により筋肉が衰え、疲れやすくなり家に閉じこもりがちになるなど、年齢を重ねたことで生じやすい衰えの全般を指しています。
フレイルは、身体的な問題のみならず、認知機能障害や鬱などの精神・心理的問題、独居や経済的困窮などの社会問題が含まれる、多面的な問題です。
フレイルの状況が悪化すると、抵抗力も落ち、様々な感染症へもかかりやすくなってしまいます。このフレイルの悪化を防ぐために出来ることは・・・

運動

屋外：人との距離をとったうえで、ウォーキングなどの運動

屋内：スクワット、片足立ち、足踏みなどの運動

栄養

肉・魚・大豆などの蛋白質の摂取→血や筋肉になる
キノコ類などのビタミンD：筋肉を作るのを助ける

人とのつながり

電話やメールを活用し、友人や家族と定期的に交流をとる

お体の状況や環境が皆様それぞれ違いますので、可能なものから取り入れて頂ければと思います。

理学療法士　永田美咲