強い骨づくりの3大要素は
先日、息子が小学校の体育の授業中に逆上がりで手を放してしまい、手首を骨折しました。
まずは転倒しないことが一番ですが、万が一転倒しても骨折しない骨づくりが大切だなと痛感しました。
運動
生活環境や日常生活動作(ADL)、持病によりできる運動は人それぞれですが、可能な方は水泳等の重力負荷が少ない運動よりも、散歩、体操、ダンス、太極拳のように重力負荷がかかる運動が有効です。
自宅でできる事としては、ふくらはぎやアキレス腱、足の付け根のストレッチがおすすめです。
食事
- カルシウム 牛乳・乳製品、小魚、干しエビ、小松菜、チンゲン菜、大豆製品等
- ビタミンD 鮭、ウナギ、サンマ、メカジキ、カレイ、シイタケ、きくらげ、卵等
- ビタミンK 納豆、ほうれん草、小松菜、ニラ、ブロッコリー、キャベツ等
- これらの栄養素が十分に足りていることが重要です。
薬
必要以上に栄養を摂ったからといって骨が更に強くなるというわけではないため、検査で骨粗鬆症と診断された場合は適切な治療を受ける必要があります。
治療薬には内服薬、注射薬、点滴薬とさまざまな種類があり、種類によってタイミングや注意点が異なりますので、医師の指示内容をよく確認するようにしましょう。
子供の骨折は“若木骨折”と言われるのに対して、年齢を重ねてからの骨折を“枯れ木骨折”とも言うそうです。
若木はみずみずしいため折れにくく、治りが早いのに対し、枯れ木はポキッと折れやすいため治りも遅くなります。
普段から運動、食事に気をつけ、必要に応じて治療を行い、折れにくい骨づくりを心がけたいものですね。