糖尿病患者の夏の過ごし方
2019.7.19
夏は糖尿病の患者様にとって熱中症や脱水症になりやすい季節です。
暑い環境の中で口当たりのさっぱりとした物を食べることが多くなり、栄養が偏りやすくなります。
また体が熱疲労を起こし脱水症状を起こすことが考えられます。
食生活の変化なども踏まえ、脱水症予防のために注意するポイントを再確認しましょう。
- 1.暴飲暴食は避け、バランスのとれた物を3食きちんととりましょう。
季節の食材を使い適正なエネルギー・栄養を確保しましょう。 - 2.夜更かしはせず規則正しい生活をしましょう。睡眠・休息は十分にとりましょう。
- 3.屋外での作業は60分毎に休息を取りましょう。
- 4.水分・塩分補給は活動1~2時間前にしましょう。
スポーツドリンクは水分と塩分を同時に補えるので効果的ですが、糖質(果糖など)が多く含まれる物もあり、多量に摂取すると高血糖になるおそれがあります。
ビールは利尿作用が強く、尿で排泄される水分の量が多くなるので水分補給になりません。
コーヒーなどカフェインの入った飲料も排尿を増やす効果があります。また、飲む量が多くなるとき、エネルギーの摂取量も増えてしまいます。 - 5.涼しい環境(除湿と風通しをよくする)と涼しい服装をしましょう。
クーラーはあまり低温に設定せず風向も直接当たらないようにし、適度に環境を整えましょう。 - 6.毎日のシャワーで身体を清潔に保ちましょう。
- 7.睡眠不足、下痢、風邪気味の時は特に体調に注意しましょう。
脱水になると血糖値も上がります。
脱水症を予防し元気に夏を乗り切りましょう。