高齢者の筋トレ
筋力は20~30歳をピークに減少し始め、60歳になると急激に低下します。
筋繊維の数が減り、筋委縮が生じるためです。
歩行時に足が上がらず、すり足状態になってしまうと小さな段差でもつまづき転倒するリスクが高くなります。
歩行時は太ももを上げるように意識しましょう。
自宅で簡単にできる筋トレを紹介します。
- ①靴下を脱ぎ、足を前に出して足の指を思いっきりギュッと縮めます(グー)。
- ②次に足の指を思いっきり開きます(パー)。
- ③グー、パー、グー、パーとリズミカルに20回繰り返します。
足の指の筋肉だけでなく、血液の循環、スムーズな歩行機能の維持や回復に効果があるようです。
また、筋肉の素となる「たんぱく質」を摂ることがとても大事です。
高齢者は加齢と共に食が細くなり、消化吸収力も衰えてしまうので、実は若い人より多くのたんぱく質を必要とするのです。
肉、魚、乳、大豆、卵を朝昼晩の献立にはどれか一品を取り入れましょう。
無理のない運動習慣とたんぱく質豊富な食事をとって筋力維持を心がけましょう。