白湯の効果
インドの伝統医学(アーユルヴェーダ)が発祥とも言われますが、日本古来白湯は健康法として有名です。ご存知の通り何も入っていない白湯は胃や腸に負担がかからず、消化の力が上がります。胃腸を温め冷え性改善、腸内の老廃物を洗い流すデトックス効果、燃焼効率を高めるダイエット効果、便秘改善、美肌効果…..など様々な効果が期待できます。
朝の忙しいときなどポットや電子レンジを使う方法もありますが、正しい白湯の作り方は以下の通りです。
- ①やかんに水を入れ、強火で沸騰させる。
- ②やかんのフタを取り湯気が上がるようにする。この間も火は止めない。
- ③泡がブクブク立ったら火を弱め、10~15分間沸かし続ける。
- ④飲める温度に冷まし、少しずつ時間を掛けてゆっくりと飲んでいく。(内臓が温まり、活発化します)
オススメなのが、白湯を作る時に鉄瓶を使うという方法です。
日本の伝統工芸である東北地方の南部鉄器という鉄瓶など、やかん型をした鉄で作られた鉄瓶には、二価鉄という身体に吸収されやすい鉄が使われていて、その鉄瓶で白湯を作ると、鉄分が含まれた白湯ができるのです。貧血予防、お肌の健康にも欠かせない鉄分を日常的に補給できるならとても助かります。
朝起きてから空腹時に先ず白湯200ml程度を飲む。1日分800mlを目安にまとめて沸かしておいて、残りは魔法瓶などに移し、数回に分けて飲む。飲み過ぎはかえって浮腫んでしまうのでご注意下さい。寝る前に飲むとからだの中からポカポカになります。最初は味がなく、美味しく感じられないかもしれませんが、1週間続けた頃には、甘く美味しく感じられると思います。