肩こりの原因
『腰痛や肩こりはなんで起こる?何かよい運動は?』
厚生労働省の平成 28 年の国民生活基礎調査の概況によると、病気やけが等で自覚症状のある者(有訴者)の症状別にみると男性では「腰痛」が最も高く、次いで「肩こり」、女性では「肩こり」が最も高く、次いで「腰痛」という結果になっています。
日本整形外科学会によると、肩こりの原因は「首や背中が緊張するような姿勢での作業、姿勢の良くない人(猫背・前かがみ)、運動不足、精神的なストレス、連続して長時間同じ姿勢をとること、冷やしすぎなど」とされています。これらに共通することは、『前かがみ姿勢になっており、呼吸が浅くなっていること』があります。
そこでポイントとなるのが呼吸として大事な筋肉の横隔膜です。
横隔膜とは、腰の骨(腰椎)から肋骨につく筋肉で、息を吸う時に収縮することで横隔膜を下に下げる機能があります。
横隔膜を下げることで、肺を拡張させて空気を吸い込んでいるのです。では、前かがみのような姿勢をしているとどうなるか?
前かがみでは肋骨も動かないために横隔膜という筋肉も働きにくくなります。
その状態で横隔膜が働くと肋骨を引き下げるため、より前かがみになる姿勢に。その状態では首・肩や腰に負担がかかります。
その結果、肩こり・腰痛を生じてしまうという方も多いようです。
では、どうすればいいのか?簡単な方法として「深呼吸」があります。
しっかりと体を起こした状態で胸が広がるように呼吸をするだけでも変わるかと思います。
あまりに胸周りが硬いとなかなか動かない方もいらっしゃいます。
そんな方は胸周りをさするようにマッサージをして頂けたらと思います。
文字だけだと少しイメージがしにくいかもしれません。
こういった内容も月1回行なっているサロンのmacho!でお伝えしています。
もしご興味がございましたら、一度足を運んでみてください。
ただし、肩こりや腰痛の中には心筋梗塞のような重篤な病気の前兆という場合もあります。
あまりに症状が続くようであれば一度病院で診てもらうことをお勧めします。