減塩について
- 【食材選びで美味しく減塩】
みなさんは「年越しそば」を食べますか?
実は、そばは他の麺類に比べて、塩分を減らしやすい食べ物です。
そばの茹で方は、うどんやそうめん、パスタなどとは異なり、塩を入れずに茹でます。その理由は、そばは製麺の際に塩を使っていないためです。うどんやパスタは材料に塩が使われています。湯に塩を入れずに茹でてしまうと、お湯と麺の塩分濃度の差が大きくなり、塩が麺の外に出ていき代わりにお湯が入り込んでしまうため、モチモチした食感やコシが失われてしまいます。
そばには塩が入っていないため、普通の熱湯で茹でても麺が柔らかくなりすぎず、美味しく食べられるのです。
麺つゆやスープを飲まないことや、茹でたあとによく洗うなど、少しの工夫でも塩分を減らすことができます。 -
【お正月料理と塩分】
さて、お正月といえばおせち料理やお雑煮ですが、保存性を高めるために塩分が強い味付けになっていることが多いので、注意が必要です。
おせち料理とお雑煮を三が日ずっと食べ続けると、国の定める塩分摂取目標量の3倍もの塩分になるとも言われています。 - 【塩分を摂りすぎたなと思った時は】
アボカド、バナナ、ほうれん草などカリウムを含む果物や野菜を食べると良いでしょう。
カリウムには塩分を体外に排出する働きがあります。
少しの工夫や食材選択を変えることで、塩分を減らすことができますので、無理なく美味しい食生活で楽しい暮らしにしていきましょう。