医療法人玲生会にん内科

内科・循環器内科
在宅医療部 Heart Care
訪問看護ステーション Florence

にん内科通信

冬の血圧管理

2018.1.24

冬のトイレやお風呂場、寒い戸外に出たとたんに心筋梗塞で倒れるといった例をよく耳にします。
これは、暖かい部屋から急に寒いところに移ったために、もともと高血圧の人が急に血圧が上昇して合併症を起こしたからです。
急な血圧の上昇を避けるためには、お風呂場や脱衣所を暖かくしておくことが必要です。
小型の暖房器具を置いたり、沸かしたお風呂のふたを開けておいたり、シャワーをだして暖めておく。トイレも同様に暖房器具を置いたり、ヒーターつきの便座などにするなどの工夫が必要です。
また、外出するときは気温に適した服装をし、屋内、屋外での急な温度差に対応できるようにしましょう。

■減塩とエネルギー制限

高血圧の人は、常に食事には気をつけていると思いますが、冬場はさらに意識して、減塩を励行しましょう。
また、寒くなるとつい「熱燗であったまる」などの誘惑に負けてしまいがちですが、アルコールの長期多量接種は血圧を上昇させたり、降圧薬の効果を弱めたりします。さらに、エネルギーの過剰摂取にもつながり、ひいては肥満などによって血圧上昇をもたらすことにもなります。
食事の量も含めて、エネルギーを摂りすぎないようにしてください。

■便秘を防ぐ

便秘になると、トイレでいきむ時間が長くなりますが、寒いトイレでいきんだときに、脳卒中を起こす例も多くあります。
食事は繊維質のものをしっかり摂り、適度な運動を心がけて、便秘をしないようにしましょう。

■充分な睡眠

高血圧にとって、ストレスは危険因子のひとつです。
ストレスを受けた身体から疲れをとるためにも、充分な睡眠をとってください。
また、睡眠時は血圧が下がります。活動時に上昇した血圧によって傷ついた血管壁を、修復する時間でもあるのです。
起床時、暖かいお布団から寒い部屋へ移動するときも危険です。
目覚めた後、お布団の中で手足をこすり合わせたり、手足をバタバタと動かして体を温めてからお布団を出ましょう。
血圧は高齢になるにしたがって変動しやすく、一般的に上がるものなので、壮年期から充分な注意を払ったライフスタイルを心がけておきましょう。
また、現在、医師から降圧剤を処方されている場合は、自己の判断で服用を中止したりすることは危険ですから、必ず医師に相談してください。
血圧は精神状態や活動の種類によってとても変動しやすいものです。
あまり神経質に血圧の数値にこだわるのも問題ですが、まめに自分の血圧を測定して、正確な値を知っておくことも大切です。

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